ごはん給食のハナシを昨日記事にして思い出した。
昭和の小学校の給食の食パンって、不味かった。
お店で売っている食パンとは違う独特の酸っぱい匂いがして、味もどこか独特で。
だから、隣が食いしん坊の男子だと、机の下からソッと渡して食べてもらってた。(Win Win の関係)
それから十年以上経ち、成人してからアメリカに行く機会があった。
そこで食べた食パンが、まさに、あの小学校の給食の食パンの味と香り!
おおお!原点はここか!
元々日本の学校給食のパンの小麦は、アメリカから来ていたものだったとかいうから、あの独特の匂いと味は、アメリカ産小麦から来るものだったのだろうか。
それから二十年近く後にドイツに行く機会を得た。
そこではパンを毎日食べてたが、これはもう、これまでに食べてたパンがパンじゃなかったのではないかというくらいに、美味で感動した。
それも特別高いものじゃない、そこらの街で売ってるお安いパン。
(当時円高だったからデカいの一個が日本円で百円程度)
ドイツパンの小麦がどこ産かは知らないけど、アメリカじゃあないだろう。
もしかすると、パンの作り方や焼き方も、アメリカとは違うのかしら?
あまりの美味しさにドイツのパン作りにちょっと興味を持ったが、その時通ってた語学学校の先生がおっしゃるには、ドイツのパン職人の仕事は、肉体労働がキツい上に給料安くて大変なのだと。
日常生活に欠かせないものに関わる仕事ほど、労働環境や条件は良いとは言えないって、どこも同じかぁ。。。
ドイツではパンばっか食べてコーヒーばっか飲んで、肝心のビールはサッカースタジアムの横のバルで一杯飲んだだけ。
ドイツの語学学校の教室で、そんな話しをしたら「何してんねん。」て、先生からもクラスメイトからも呆れられたのだった。
やっぱ、一般的にドイツと言えばビール、なんだろうなあ。
わたしゃバブル前夜に一生分飲んだから(ビールよりカクテルの時代でしたヮ♫フゥフゥ♫)、もういらないのよねーー。
今じゃ、ドイツ産のカモミールティーに和ましてもらっておりますですはい。
(年取ってこうなるとはなぁ。自分でも予想してなかった。。。)