菜の花、たんぽぽ、チューリップ...4月14日のうたの日のお題。
菜の花は、菜の花漬け。
たんぽぽは、♫きみはダンデライオン ほんとうの孤独を今まで知らないの... ユーミンのダンデライオン。
それくらいしか思い浮かばんかった。。。
菜の花漬けの季節になると、今住んでいるところでは売ってないから、無性に故郷が恋しくなる。
春にはお祭りがあって、夜店のひよこ釣りが懐かしい。
ひよこ釣りって、今から思えば随分残酷なような気もするけど。
子供の頃、ひよこ釣りでもらってきたひよこを毎日学校行く前に家の周りを散歩させて、道端のハコベを食べさせて、立派なニワトリに育て上げた。
手乗りインコならぬ、頭乗りニワトリに育った。
そんな思い出のあるせいか、一年の中で春が一番故郷に帰りたくなる時期だ。
『なんで出てきてしまったんだろう?』なんて後悔するのだが...
夏になると、そんなことは忘れてしまう。
温暖化のせいか、あの故郷独特の蒸し暑さが近年ひどくなっているようだ。
いつだったか何かの番組でタイの留学生が「ここはバンコクより暑いです。」と嘆いているのが放送されてた。
バンコクと言えば、ヒーターなんかナシで、路地でバケツの中で金魚飼うみたいにグッピーが飼えるほど暑い所だぞ。
そこに勝ってしまう暑さって... ゾットする。。。
でも、春の菜の花漬けと、すぐきの漬物が懐かしい。
あと、子供の頃よく行ったうどん屋のうどん。
だしが独特で他所にない味。
住んでいた時には、あって当たり前、あまりに普通過ぎて、ありがたさに全く気づかなかったけど。
最後に帰ったのは、いつだったか。
昔よく行ったお店が軒並みなくなっていて、あのうどん屋も潰れてしまったんじゃないかと心配しながら行ってみたら、生き残っていてくれていた。
私が親に連れられて食べに行っていた頃は、お爺さんお婆さんがお店をきりもりなさってたが、今はもう孫世代になっていた。
味だけは全く変わっていなくて、ひとり泣きそうになりながら鴨南蛮を食べたな。
味覚の懐かしさで泣きそうになるって、その時初めて知った。
来年、帰ってみようかしら?
オーバーツーリズムの中、大変そうだけど。。。
ちょっと今の観光客の多さは異常よねえ。
観光目的の入国に税金とってもいいんじゃないの?