溜息

先日、スーパーに行って、鍋の具材になるお魚がないか、魚介コーナーの冷蔵庫の中を物色していたら、私と似たような年齢と思われる女性が冷蔵庫を挟んで向かい側に立ち、冷蔵庫の中の商品を覗き込んだかと思うと...

 

「はぁ〜〜。」と大きな声をあげながら溜息をついた。

 

私は、そのおばさまを二度見してしまった。

 

たぶん、値札を見て思わず... の反応だったのだと思う。

 

でも、そんなに大きな声出すほどなんだろうか、と、一寸大げさな感じもしないではなかったが。

 

とはいえ、コロナ禍明けくらいから何度も値上げがあって、値上げ前からするとトータルで2割ほど物価が上がってる印象は受ける。

 

 

そして、他にもコロナ禍の間に様々変わってしまった。

 

こういう時、運不運ってあるものだと、つくづく感じる。

 

バブル崩壊の時みたいに。

 

客商売をしていた知人は、コロナ禍直前に商売の規模を広げてしまい、コロナ禍のあおりをもろにくらって、せっかく大きくした事業のすべてを譲渡することになってしまった。

 

一時はローカル番組にも頻繁に出演して、華々しかったのに。

 

でも、これはまだラッキーな方だ。借金抱えずに済んだのだから。

 

もっと悲惨な例も耳にする。

 

あの大きな溜息をついてらっしゃったおばさまも、このコロナ禍の間に色々あった人だったのかもしれない。

 

 

 

さて、コロナ禍明けの私は所謂「年寄り病」が幾つか出てきて、食品の値上げで値札見て買う買わない以前に、安心して食べられる食品の種類が減ってきた。

 

別に血液検査で問題あるわけじゃないが、魚でも脂の強いものや、香辛料などの刺激物、酸味を多く取ると、その後むちゃくちゃ胃がしんどくなる。

 

それ専用の薬も医者から処方してもらっていて、栄養失調にならないように何でも食べるようにとは言われているのだが、あえて食べた後しんどくなる食品を摂ろうという気はしなくなる。

 

好きだったチョコやら生クリームは、いまや厳禁。

 

いつだったかテレビでチョコが老化防止に良いというのを見て、うっかり買って食べた後モーレツに後悔する羽目になった。

 

去年の今頃は、カロリー高いチョコやら生クリームやら高脂肪のお菓子やらをダイエットの為に我慢してたのに。

 

あゝ懐かしや〜〜。

 

今は食べた後を考えてしまうようになり、恐ろしくて手が出せないってゆー。。。

 

買い物で食品見ると、「え〜っと、これは今無事に食べられるかしら?」と、溜息が。。。

 

先日は、アボカドで迷った。

 

たしか抗酸化物質があって体に良いはずなのだが、あぶらっぽいからなあ〜。。。

 

今や鯖寿司二切れで胃が気持ち悪くなるくらいだから。

 

餃子2人前、ラーメン2人前、カレーライス2人前を全部一気に食べても食べ足りないくらいだった高2の頃の私は何処へ〜?

 

 

ふと、私が子供だった頃の祖父母が、ちょうど私の今の年齢くらいだったのを思い出すが、あの時代の年配の方々は今の中高年ほど脂っこいものを食べてなかった気がする。

 

魚も白身か川魚で、刺し身か煮るか焼くか。

 

肉といえば鶏肉で、煮るか焼くか。それも、たまにしか食卓に出てこなかったな。

 

揚げ物は天ぷらがたまに出てくるくらいで、カツとか炒め物はほとんど食べなかった。

 

今の私がコレに近いのだが、祖父母を思い出せば年相応なのかも。

 

まあ、こんなもんなんだろう。

 

しゃあない。受け入れよう。。。

 

これがこれ、まさに老いというもの! 自然の成り行き、さだめじゃっ!