ます鏡そこなる影に向かひゐて見る時にこそ知らぬ翁にあふ心地すれ
買い物をしていて、ふとショーウインドウに映った自分の姿を見て、『どこのオバハンやねん?』と最初に思ったのは何時だったろうか。
もうかなり前のような気がするけど。。。
今朝の朝日新聞に「孤食」の記事が掲載されていたが、既に私の子供時代から、親が忙しくて孤食をする子は多かったと思う。
孫がいてもおかしくない年齢の私の世代でそうなのだから、今はもっと多いのかも。
結構シビアな未成年時代を過ごした私からすれば、「とりあえず枕高くして寝られて、飢えなきゃ、まあ良しとしょ。」とも思うが。
それでも、スーパーに買い物に行って、若い人だけでなく、私より遥かに年配の方々でも、カップ麺とかスナック菓子ばかり買い込んでいるのを見ると、あまり良い感じはしない。
自分一人だと、作ったり、配膳したりという労力を省きがちになるのはよく分かるが。
でも、栄養管理をあなどっちゃあ、後々ひどい目に合うのよねー。
(経験から)
サプリ頼りも良くはないし。
(体質からサプリで病気になる人もあるし)
「医食同源」とはよく言ったもので、食事でかなり健康状態も変わってくるもの。
今、アンチエイジングに興味のある人は多いだろうけど、栄養に偏りあると早く老けるのも、確かな事実。
特に、アルコール沢山摂りがちな人は、糖尿病のおそれは勿論、感情抑制がききにくくなるのが早い印象があるわね。
ボケるのも早くなるし。
孤食ではなく、誰かと食事をともにするとなると、何か一品おかずを増やそうと自然と考えるようにはなるけど・・・
無理に友達やら恋人やら作ろうとして、騙されて無一文になるパターンってのもありましてよ。
お気をつけあそばせ。
とどのつまりは、自分で気をつけるしかないのだな。
家族親族がいたところで、いつまでもお互い元気だとも限らない。
だいたい助けてもらえるどころか、自分が介護する側に立つかもしれないし。
死ぬまで甘えられないのが憂き世の中と、諦念するしかないのが厳しい現実なのだわ。
さて、食を巡る私の若い頃の話をひとつ。
同僚がお仕事をすごく頑張ってくれて、とても助けられて、無茶苦茶嬉しかったので、手料理をフンパツしたことがあった。
そして、私のお手製サラダを食べて、その同僚は「サラダ作るの上手だね。」と。
そこで、当時の私が頭に思い浮かべたのは・・・
『この味がいいね』と君が言ったから七月六日はサラダ記念日
今流行りの短歌みたいなことを言ったら、ワシが喜ぶとでも思うてかっ!
甘く見んなよ!
このボケー!
ワシはこの種の短歌好かんのじゃー!
・・・と、心の中で叫んでいた。
が、表向きは「そうぉ?ありがとう。」と、それなりに対応したのじゃった。
めでたしめでたし。
(俵万智ファンの皆様、すんまそん。
てか、随分昔の歌集になってしまったわね。あれも今じゃクラシックか。。。)