みるもなくめもなき海の磯に出でてかへるがへるも怨みつる哉
う〜む、怨み節っ!
古典の和歌の世界は、恋の歌が多い。
個人的には、あまり恋愛の歌は好きではないけど...
思えば、公家社会とは、狭い閉鎖的なムラ社会。
そこでのコミュニケーションツールであった歌の題材として、恋というテーマは、ある意味無難なような気もする。
「好いた惚れた」と「下ネタ」は、古今東西老若男女問わず、通じるテーマよ。
元々、和歌の始まりは、大陸の山間部の恋愛由来らしいから(とある万葉集の研究書によれば)尚更か。
さて、あまり恋愛の歌を詠まない(というか、詠めない)私の数少ない恋の歌が以下。
虎太郎
床の辺にパールピアスを置きてぞ行く汝れを別るるに言ひ足らねこそ
同世代の女性ならお分かりであろう。
ユーミンの「パールピアス」を古語変換(プラス自分なりに解釈)してみたのだ。
え?パールピアスは古語じゃないだろ、って?
そーなんですよ、川崎さん。(by ザ・ぼんち)
元歌でも...
♫ 彼のベッドの下に片方捨てた ああ〜真珠のピアス〜
って「パール」ではなく「真珠」と歌っている。
古語にすれば「白玉」か。(甘味処に行きたくなってきた。。。)
けれど...
アルバムタイトルの「パールピアス」はそのまんま使いたかったのよね〜。
それと、カタカナ語と古語と組み合わせたらミスマッチでおもろいかなぁ〜と思って。
ユーミンの曲にも恋愛の歌は多いけど、怨み節もちょいちょい怖いのがある。
あのアルバム「パールピアス」の中にも。
分かる人には分かるだろう、分からん人には分かるまいて。