先月の「鳥」というお題で詠んだ歌...
からからと笑ひ来たりて四十雀山雀小雀われを包めり
野鳥の混群に取り囲まれた経験のある人には共感してもらえるのではなかろうか。
あのアメリカのネズミの会社の映画「白雪姫」に出てくるシーンのような...
晴れた日、遠くで鳥の群れの鳴き声がすると思ったら、しばらく動かないでじっとしていると、向こうから近づいてくるのだ。
そして人間を包むように取り囲み、しばらくすると去っていく。
小鳥だから可愛いけれど、集団になると一寸ヒッチコックの映画を思い出して怖さも感じる。
この小鳥の混群は、何羽くらいから人間を恐れなくなるのだろう?
20羽くらいの群れだと、まだ恐れて近づいて来たりはしないな。
田舎は何かと住みづらい事が多い。
しかし、こういう自然界の面白さは都会では決して味わえないから、私は住み続けているのかも知れない。
自然界のものほど、美しいものはないからなあ。
そう言えば、美しさと恐ろしさとは、感覚的に少し近いよな。