浄不浄

遍昭

はちす葉のにごりにしまぬ心もてなにかは露を玉とあざむく

 

 

遍昭さんは、面白い洒落っ気のある御方だったのだと、この歌から想像する。

おそらく、彼の時代には既に「常楽我浄」が仏教であると信じる人が多かったのだろう。

 

初期仏教からは正反対になってしまったことを一寸ユーモアと「いけず」とをスパイスにして、歌にされたのではなかろうか。

 

さて、このブログのタイトルは、この歌から思いついた。

塵芥だらけの露の身の者が書いているので。w