お題「邦画でも洋画でもアニメでも、泣けた!というレベルではなく、号泣した映画を教えてください。」
男性には、あんまり... かも。
男性で、この映画評価してる人に出会ったことないわ。
あと、「日本には女性差別は無い」とかぬかしとるぶりっ子クソババにはウケ悪そ。
(昨日の記事のしゃっくりは悪魔祓いをして治しましたーー!)
だけど、私にとってアメリカ映画の中では、ずーっとダントツで一番っ!
「テルマ&ルイーズ」
公開されて何十年も経って、また再評価されているこの映画...
いろいろ意識が変わった今だからこそ、受け入れられてるのかもな。
私は元々、この映画で主役を張るスーザン・サランドンという女優が大好きで、彼女の出ている映画にハズレ無しと思ってるけど、一番はコレ!
この映画、そこそこ人生経験を経た女性は皆号泣するんじゃなかろうか。
号泣もするけど、スカッとするシーンが幾つかあるのよねーー。
見れば分かるわ。
どこがスカッとするシーンかが。
アメリカ映画の良い面が出る映画ね。
ズバーン!ドキューン!みたいなのは、個人的には、あんまし好きじゃないけど、これは別!
この映画、解釈が様々あるらしいけど...
私は素直に、女性に対して不条理な世のあり様と、女性の友情を描いた作品...だと思ってる。
なかなか現実世界では、女性同士であろうが、男性同士であろうが、それ以外であろうが、ある程度年齢行ってからの真の友情って稀有なもの。
年を取れば取るほど「世のほだし」というものに、個人個人別々に、がんじがらめに絡め取られてゆくものだから。
学生時代のようにはいかなくなってくる。
その辺りの「ないものねだり」も刺激するのかもね。
ところで、このお話だけど...ラストが悲しい。
この終わり方とは別な、合理的なより良い結末を迎えるには、どこでどうすべきだったんだろうか、とか考えてみたりはする。(フィクションだけどさ)
この時代は、まだモラハラとかいう言葉も無かったし、DV被害女性への理解って少なかったから、テルマが相談しに行ける場所もそうそう無かったかも。
性被害にあっても、被害者が逆に責められるという時代だったし(それは、今もそういう側面大きいけど)。
だから、ああいうラストシーンにするしかないのか。。。
マイノリティーへの理解と法整備が進む昨今だが...
女性ってマイノリティーじゃない総人口の約半分も占めるのに、女性の特別じゃない当たり前の権利が、未だに十分守られないばかりか、精神的のみならず肉体的被害にあっても無視されるか、逆に責められる状況というのは、一体なんなのか?
「人権」となれば、お節介なまでに言うアメリカでさえ、未だに女性の大統領を選出出来ない状態が続いている。
そのポチの日本もまた同じ。
歴代首相を出してきた自民党の若手議員の集まりで、ダンサー呼んで、セクハラ行為って...
ドアホかっ!(怒) この税金ドロボー!!!(怒怒怒)
...とにかく、こんなふうにムカついた時に見たくなる映画だわよ。