お題「邦画でも洋画でもアニメでも、泣けた!というレベルではなく、号泣した映画を教えてください。」
何回見ても号泣してしまう。
ドイツに短期留学した時、現地のDVD屋さんでドイツ語訳してあるジブリアニメが沢山あったのには驚いた。
そして、この「火垂るの墓」も置いてあった。
日本に帰る前に、ホームステイ先のお子さんたちへのプレゼントにそれを買おうと思ったが...
先の大戦中のお話だし...
その頃の日本とドイツって、アレだし...
いらぬ誤解を生んでもなぁ。。。
と、考え直して「ナウシカ」の方にした。
こっちは環境問題の方を想起させるし、ドイツってその点、日本より進んでたし、無難な気がして。
色々気ぃ使うわぁ。。。
さて、このアニメに出てくるシーンで...
ホタルを妹のためにどこからか沢山集めて来て、夜、妹の前で放してやる美しい場面があるけど...
あれと同じ場面を私は幼い頃に経験している。(別に戦中生れってワケじゃないけど)
ホタルを私のために集めてきてくれた人にとって、私は「せっちゃん」だったのかもしれないな。
その人は、それから数年して病気で亡くなってしまったけど。
ところで、この原作は野坂昭如氏。
野坂氏と言えば、金権政治で有名な田中角栄に対抗して角栄と同じ選挙区から出馬し、当時連日ワイドショーやニュースなどで取り上げられていた。
その頃、私はまだ義務教育を受けてたが、仲の良い友だちは当時人気のジャニーズのアイドルではなく、この野坂昭如の大ファンだった。
「野坂さ〜ん♡ きゃー!」なんて言って、キャピキャピしてたな。
変わった子だなあと思いつつ、私も「美輪さ〜ん♡」とか言ってたから、お互い様か。。。
昭和の終わりごろでも、まだ戦争の傷跡が色々と子供の私にも見えていた時代だった。
近頃は、その辺り、忘れ去られてるみたいで、なんか怖っ。。。